書評「DIE WITH ZERO」人生が豊かになりすぎる究極のルール

書評
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こんばんは、まっくです。

2025年2冊目に読んだ本の紹介です。

ビル・パーキンス著の『DIE WITH ZERO』です。

ゼロで死ねですね。けっこう有名で、色んな人が紹介している本です。

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イソップ寓話の『アリとキリギリス』

まず、前書きに書いてある、アリとキリギリスの話。

もうこの話を読んだだけで、ハッとさせられました。この本のメインテーマになります。

 

”夏の間、アリは冬に備えてせっせと働いて、食べ物を蓄えていました。

一方、キリギリスは、遊んだり歌ったりして過ごし、「冬なんてまだ先だ」と言って働きませんでした。

やがて冬が訪れると、アリは蓄えによって冬を過ごしましたが、キリギリスは食べ物がなく飢え死にしてしまいました。”

 

この話の教訓は、「将来のために努力して準備することが大切」ということです。

ところが、この本では、はたしてアリは幸せだったのだろうか?と問いかけます。

アリは、将来のためにせっせと働いて、長生きすることはできるが、いつ遊ぶことができるのだろうか?

一方、キリギリスは、短い期間を精一杯楽しんで一生を終える。

 

考え方によっては、一生を楽しんだキリギリスの方が幸せだったのではないか?と思わされます。

極端な話ですが、人生について考えさせられる話です。

アリとキリギリス、両方の考えをもって人生を送ることが大切です。

ひたすら貯めて、どうなる?

著者は、若いうちにお金を貯めることに警鐘を鳴らしてくれます。

人生で一番大切なことは、思い出作り。配当金ではなく、思い出の配当が大切。

人生はいつ終わるかわからない。

無事長生きしたとしても、人生の終わりは決まっている。その終わりを意識して生活しているか?

若い大切な時間を、お金を貯めることに執着し、その時しか経験できないチャンスを失っていないか?

  

本の中で、推定死亡日をカウントダウンするアプリ『Final Countdown』が紹介されているが、

検索してもどのアプリかわからなかったので、入れれていません。(怪しいアプリはいくつかあるが・・)

金、健康、時間のバランスを最適化する

若い時は健康で時間もあるが、お金がない。

一方年を取ると、お金は十分あるが、健康は衰えていて、経験できることが限られてくる。

働き盛りの時は、時間がない。

このお金、健康、時間のバランスを意識して、生活していくこと。

お金を貯めることばっかりに執着したら、あっという間に時間、健康がなくなる。

今のうちにお金を経験に変えていく、その意識をもって生活していくことが必要です。

 

私も40を過ぎて、健康に不安を抱えながら生活しています。

お金はそこそこたまってきましたが、時間があまりない。

けれど、子どもももうすぐ一人立ちしてしまう。今できることにお金を使って、思い出を作りたいです。

 

5段階評価で★5(★★★★★)

5段階評価で点数付けしておきたいですが、今回は★5つ(★★★★★)

 

点数付けの目安は以下になります。

★★★★★:傑作。永久保存版。何度も読み返したい。

★★★★☆:良。勉強になる。心が動かされる。

★★★☆☆:普通。何か新しい発見がある。

★★☆☆☆:いまいち。もう読まない。

★☆☆☆☆:はずれ。メルカリ行き。

 

もう最初のアリとキリギリスの話を読んだだけで考えが変わりました。

私も若い頃は節約しながら将来のためにお金を貯蓄に回してきましたが、もっと経験に使えばよかったと少し後悔しています。

投資をしているすべての人に読んでほしい本、特に投資を始めた若い人この本を読んでほしいです。

余剰資金を投資に回すのは良いですが、時間があるならもっと経験にお金を使った方が良いです。

労働で、これからお金は十分稼ぐことができます。その年代にしかできない経験はあるはずです。

 

 

英語の勉強したい人は、原文(英語)にチャレンジしてみではどうでしょうか。

私もチャレンジしようと思います。

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