こんばんは、まっくです。
今回は最近読んだ本、ちきりんさんが書かれた『自分の意見で生きていこう』という本を紹介したいと思います。
ちきりんさんの本は好きで、自分の頭で考えることの大切さに気付かされます。
このシリーズの本は本作で4作目。これまで、
・自分のアタマで考えよう
・マーケット感覚を身につけよう
・自分の時間を取り戻そう
の3作が発売されていますが、本作で完結になります。
(ちきりんさんもこれで終わりと述べています。)
著者のちきりん(Chikirin)さんとは?伊賀泰代さん?
著者のちきりんさんは、社会派ブロガーとして活躍されており、もともとブログで自分の意見を発信している方です。
私が知ったのは、もう10年くらい前になります。
ちきりんさんの一作目『自分のアタマで考えよう』を、たまたま本屋さんで見かけて立ち読みしたのがきっかけです。
へーこういう見方、考え方があるんだと思って気になったので、結局本を買うことにしました。
当時は新聞の記事とかニュースとかは、正しいものだと真面目に信じていたような気がします。
先入観や人の意見に左右されてしまいがちですが、疑ってみること、データに基づいて判断するなど、自分のアタマで考えることの気付きを与えてくれました。
それ以降、ちきりんさんのブログや本をチェックするようになっています。
さて、そのちきりんさんですが、正体は伊賀泰代さんではないかという噂があります。
2人とも出身は兵庫県姫路市のようですし、
何しろ3作目の生産性について書かれた本『自分の時間を取り戻そう』の発売日に、
同じく伊賀泰代さんも『生産性』という本を発売しています。
これは本人の狙った仕掛けのようです。
ちきりんさんの最近の発信は、「ツイッター」や「voicy」がメインになっていますね。
特に「voicy」はちきりんさんの生の声が聴けるので、どんな雰囲気の方か知りたい人はぜひ聞いてみてください。
※ちなみに、私はVoicyの有料会員になって、ちきりんさんの番組を聞いています。
【意見】に正解はない
この本を読んで学んだのは、まず「意見」に正解はないということ。
言われてみればその通りなのですが、地位の高い人や、社会的に成功している人、インフルエンサーの言うことはそれが正しいものだと思い込んでしまうことがあります。
例えば投資では、インデックス投資がベストという人もいれば、高配当株投資が安定して利益確定されるので良しという人もいる。またはこれからは暗号資産の時代だという人もいる。
これらは正解がない問題です。
過去の実績であれば、どれがベストだったかは数字で出せますが、これからのことはだれにもわかりません。
いろんな意見があってしかるべきで、それに対して自分はどう考えるのか、それが大事です。
FIREを達成した投資ブロガーが言っているからといって、それが正しいというわけではありません。
また、賃貸か持ち家か、住宅ローンは変動金利か固定金利かなど、このブログで取り上げた話題に関しても正解はありません。
著名人の書籍やYouTube等で情報を探すのは良いのですが、それが正解だと思い込まないこと。
あくまでも参考意見として自分のアタマで考えて、自分で結論を出すこと!が必要です。
本の中でも、『ポジションを取る』という表現が出てきますが、人の意見に対し反応するだけではなく、自分はどちらの立場をとるのか明確にすることです。
大企業、高学歴の人にもあてはまる、意見を示さない人
この本を読んでいて共感したのは、自分は意見を示せていなんじゃいないかということ。
今勤めている会社はいわゆる大企業ですが、会議では上司の意見に従って、あれこれ反応していることが多いのではないかと感じました。
また、正解のない問題に対しては、わかりませんという回答をすることが度々ありますが、
これは期待外れの回答であり、社会人としても価値が低いものだと反省しました。
正解がある問題なんて、今やネットで調べれば出てくるもの。
高学歴の人は、正解を導くことには長けているが、意見を示すことには慣れていないもの。
知識ばっかりインプットするだけでなく、それを料理して自分の意見をしっかり持って自分の色を出していかないといけません。
今後会議に参加するときは自分の意見をあらかじめ持って、自分から意見を出す、意見を求められたら何かしらの立場を明確に示せるよう、事前に検討しておいて会議に臨むことを心掛けたいです。
会議で発言しない、人の意見にコメントするだけでは会議に参加している価値もないですしね。
SNS、ブログは意見を発信する絶好の場所
今は自分の意見を自由に発信する場があります。
ちきりんさんはじめ、いろんな人が自分の意見を発信し続け、インフルエンサーになっている人もいます。
自分のオリジナルの考えを発信して、それに共感する人が現れるからこそ。
ツイッターなり、ブログなり、自分の意見を表明できるプラットフォームを持つことは今後の社会では名刺代わりになるかもしれません。
後から自分の意見を振り返ることもできますし、意見を発信する練習場にもなります。
今後は人の言ったことやニュースに反応するだけでなく、自分のオリジナルの意見を発信できるよう心掛けたいです。